INTEGRAL INFINITY : extrastars

【親友対談・南斗&酒谷編】

■01 お名前をお願いします。
「天宮南斗です」
「酒谷統です」

■02 お幾つですか?
「だいたい高校生。平均十七歳ぐらいかな」

■03 普段は何と呼びあっていますか?
「酒谷、って呼んでますね」
「昔は名字の天宮で呼んでましたが、今はミナミヤって呼んでます。兄と区別つかなくなるから」

■04 ご職業は?
「高校生です」

■05 結婚はされていますか?
「流石に高校生じゃしてませんよ」
「俺は将来的にその予定も無いですけどね」

■06 親友同士ということですが、いつ頃知り合ったのですか?
「小野寺先輩と山口先輩に、生徒会役員選挙に出るよう要請された時です」
「ミナミヤは普通に呼び出されたから良いよ、僕なんて山口先輩に力ずくで引きずられたんだから」

■07 第一印象は?
「小さいなぁ、と」
「ちょっとなぁ、人が気にしてる事そんなはっきり言う?」
「質問には正直に答えないとね。後は、先輩達に対しても物怖じしない態度はただ者じゃない、って思ったよ」
「……それって褒めてるわけ? 僕の天宮に対する第一印象は、『こいつ背中に定規入ってるんじゃないのか?』 それと、笑顔が少女漫画のキャラみたいだな、って思った」

■08 始めから仲は良かったのですか?
「最初から仲良くやっていたよね」
「同じ立場の戦友だったから親近感はあったし」

■09 親友になったのはいつ頃ですか?
「引き合わされた時からずっと相棒どうしだったけど……」
「本当の意味でそうなったのは、僕がキタミヤに迫ってる真っ最中のミナミヤを目撃した後からだと思う」

■10 なぜ親友になったのですか?
「僕の中ではちょっと、色々あったんですけど本音のミナミヤを見て吹っ切れました」
「吹っ切る、って何で微妙な言い回しなの?」
「王子様の正体見たり枯れ尾花」
「俺って幽霊扱い……?」
「『枯れ尾花』の部分を身も蓋もない表現にされなかっただけ感謝しろよ。で、ミナミヤは?」
「俺も酒谷に隠す事が無くなって、それでもお前が変わらなかった事に安心したからかな」

■11 出会ってからこれまで、交流は途絶えたことはないですか?
「生徒会と部活――結局、高校在籍中はずっとだね」
「大学の進学先は別れると思うけど」

■12 プライベートでは行き来はしていますか?
「改めて場所を変えてまでは会わないよね」
「昼休みや放課後の殆どの時間、一緒にいるからな。天文部も生徒会も、帰りがしょっちゅう遅くなるし?」

■13 相手の長所はどこだと思いますか?
「さっきも言ったと思うけど、物怖じしないところかな」
「協調性にかけてはミナミヤの右に出る者はいないと思うよ、一部を除いて」

■14 相手の短所はどこだと思いますか?
「その協調性は欠点でもあると思ってる。何せ上辺だけの演技からきてるから」
「……酒谷だって、歯に衣着せなさすぎだよね」

■15 相手には何でも話せますか?
「お 前 は 少 し は 黙 る 事 を 覚 え ろ。僕だって何でもズバズバ言う方だけど、ミナミヤは赤裸々すぎるんだよ」
「のろけは聞いてやるから僕に言え、って言ったのは酒谷の方じゃないか」
「それでも物事には限度ってものがあるだろ!」

■16 相手と自分、対等だと思いますか?
「そうだと思ってます」
「でも微妙に酒谷の方が上のような気もする」

■17 こいつが親友でよかったと思う瞬間はどんな時ですか?
「ミナミヤが猫を被ってる現場を見る度に思いますね。あの嘘の顔、僕には見せないから」
「酒谷は俺の為を思ってちゃんと叱ってくれるから、そういう時に」

■18 自分にとって親友とは?
「仮面を被らず素の自分自身を出しても付き合っていける友人」
「恋愛感情抜きで友達以上恋人未満の相手」

■19 相手のことは好きですか?
「本当に良い相棒を持ったと思います。生徒会役員の立場から見ても最高の女房役ですね」
「好きじゃなきゃとっくに愛想尽かしてますよ。いや、愛想を尽かしたから親友になれたんだとも言えるけど」

■20 相手へ一言どうぞ。
「ミナミヤ、別々の大学になっても、他人に迷惑かけるぐらいなら電話でもメールでも良いから僕を頼れ」
「ひどっ! ……うん、頼りにしてるよ相棒」

 

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