INTEGRAL INFINITY : extrastars

【単発 その4】

2006.08.31 22:14

「おい、算数ドリル終わった!?」
「あと3ページ! 社会は?」
「ちょっと待て、あとお前の奴のココに地名書けば……終わった!」
「北斗先に終わったなら漢字写して!」

 

2006.09.28 07:24

「そう言えばあの本棚貰うとき、凄いの見ちゃったんだよね」
「何、それ」
「スライド戸棚の裏側に『北斗の○』全巻が」
「今まで敢えて考えねぇようにしてたけど……」
「一歩間違えたらとんでもない名前になってたかもね」

 

2006.10.29〜2006.11.04 Web拍手お礼SS

「ううぅぅぅぅ……」
 気の滅入るような呻き声が生徒会室を満たしている。
「あのー、会長?」
 書記の湯島が声を掛けてみるものの、唸っている張本人からは何の反応も無い。
「湯島。何度も言っているけど、馬鹿モードのこいつに何を言っても無駄だから」
 放っておけば良いよ、と酒谷は南斗には目もくれず、自分の仕事に取り掛かっている。
「遅れてすんませんっ! ――あれ会長。そのでっかい袋何ですか?」
 後から入ってきたのは会計の根岸だ。会長用の執務机に載っている大きな紙袋の存在に興味を示し、中を覗く。
「うっわ、すげー量のお菓子。どうしたんですかぁ、天宮先輩」
「欲しいなら食べても良いよ……酒谷も湯島も」
 サンキューです先輩、と言いながら根岸は袋の中からばら売りのチョコレートを掴み出した。
「あ、これハロウィン柄。そう言えば昨日だったんですよね」
 根岸から一つ貰った湯島がそう言った途端、南斗は執務机に突っ伏し、更に大きな声で呻いて一年生達を驚かせるのだった。

 

2006.10.31 07:43

「ねぇ、折角なんだから一緒に勉強しようよ」
「いいけど条件がある」
「何?」
「一つ。手取り足取りっつーのはナシ。
 二つ。座る位置はテーブル挟んで俺の向こう側。
 三つ。回答間違えたからって罰ゲームは禁止だ」
「……何その予防線だらけの提案」

 

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