一日ぶりに携帯の電源入れたら、溜まってたメールをたくさん受信した。久保田や橘たちから俺に何があったか問いただすメールも来てたけど、一番多かったのはやっぱり南斗からのだった。 『さっきはごめん』 何の反応もねぇ俺に対し、「いい加減にしろ」とか出てきてもおかしくねぇのに、メールの内容には俺を責めるような事は一言だって書いてなかった。「良い子」のあいつらしいな、って思ったけど、俺が読むタイミングは遅すぎたからか、かえって可笑しかった。 晩メシに呼ばれて、俺は初めて部屋の外に出た。呼びに来た南斗がドアの前に立ってて、一瞬視線が合う。 父さんが帰ってきてから無断外泊について説教されたけど、俺は母さんに言ったのとほとんど同じ言葉を父さんに返した。 翌朝の状況も昨日と対して変わらなかった。俺は母さんと向かい合わせで、重苦しい沈黙の中朝メシを食った。 教室で菱井を出迎えるなんて、高校に入ってから初めてだ。
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父親に向かってア○ロの例の台詞を言ったらもはやギャグですが。日曜に家捜しをしたら高校二年の時に書いた文章ノートが出てきました。へぼんで言うジャ○ニカ。そこに何とpolestarsのオフ連載第一話より更に前の初稿がありました。内容のキモが僅か1Pにまとまってるあたり10年前の自分の方が才能あったんじゃと一瞬思ってしまった……。 |